「日本で銀行にお金預けても全然増えないから、カナダの銀行にお金を預けよう」
この考えは間違っています(超個人的見解)。
この記事では金利とインフレ率の関係に触れながら、預金金利を集めることの価値について考えていきます。
カナダの預金金利は高い
日本はマイナス金利で預金金利が0.01%など実質ないに等しくなっていますが、カナダはコロナで金利爆下げする前は日本より高水準となっていました。
オーストラリアやブラジルなども金利の高さから外貨預金を銀行から必死に勧められますよね(←)
*どなたかがTwitterで「不動産投資で向こうからやってくる物件は全部クズ物件」とおっしゃってましたが、投資の世界ではまさにその通りだと。
高い金利というメリットだけ見せて為替というリスクはうまく隠して高手数料という超絶デメリットを押しつけられます。
ちなみに2020年5月現在、カナダドルは1ドル76円とかなり円高で、今カナダドルを日本円に替えるとめちゃめちゃ損だと思われます。
もしこのタイミングでお金が必要になって換金しなければいけなかったら・・・
わたしだったら泣きます。外貨預金にはそういうリスクがあるんですね。
金利とインフレ率のワナ
とはいえ「カナダに住んでるんならカナダの銀行預金から金利もらえたら得じゃない?」と思うかもしれませんが、カナダはインフレ率も同じく高水準となっているのです。
過去10年間を見てみると平均して1.75%インフレしています。つまり、毎年1.75%ずつ物の値段が上がっているのです。2018年、2019年はインフレ率が2%以上になっています。なので銀行の預金から0.5%だか1%だかの金利をもらってもあまり意味がないんですね。それならデフレが続いてた日本で0.001%の金利もらうのと変わらなくない?というワケです。
金利とインフレ率の関係💰
— みり🍯Mapletrees🇨🇦投資ブログ (@mapletrees2020) 2020年5月5日
【金利が高くてもインフレ率が高いとあまり得ではない】
カナダは日本より金利が高いけど、インフレ率も高いから比較すると実質的な価値はどっちが得とは言えない🤔
BC州の最低賃金は毎年約$1(100円くらい)上がっていてインフレが進むと思われる🇨🇦
コロナで超インフレモード突入?
実際にカナダに住んでいて、最低賃金は毎年約1ドルずつ上がっているし、レストランの価格もアパートの家賃も年々高くなっているのを実感します。
加えて2020年のコロナショックで政府は大量の金融緩和を行っています。カナダの経済支援は迅速で素晴らしい!と絶賛されていますが、その大量に配られたお金によってドルの価値が下がり、インフレが加速することが予測されます。
そうなった時に価値の下がったお金の1%ほどの金利をもらっても、物の値段の上昇に追いつかないという現象が起こってしまうのです。
じゃあどうすれば?
という事ですが、解決策は
- お金をインフレに強い資産に移す
という事だと思います。インフレに強い資産とは株式や投資信託、ETFなどです。
「株って暴落とかリスクがあるじゃん!最近もコロナでみんな損してるし!」と言われるかもしれませんが、カナダは長期的に見て緩やかに人口が増加し経済成長しているので、カナダ全体の会社に投資するインデックスファンドで長期的に運用すればプラスになる確率は高いです。そしてカナダの主要セクターは銀行系・エネルギー系と高配当な銘柄が多く毎年配当金が4%前後もらえるので、銀行の金利と比べても優れています。
さらにカナダからはアメリカの株やETFも購入できるので、アメリカの成長性に乗っかることもできます。
価値がなくなる現金で持っておく方がいいか、リスクをとって投資するかはそれぞれの判断ですが、何もせずにお金の価値が減っていくのをただ見ているのはあまり賢明ではありませんよね。
特に積み立て投資などは始めるのが早い方が、つまり投資期間が長い方が複利の効果で高いリターンが得られます。
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